前回は電子書籍にとって大事な「目次を作る方法」をご紹介しました。
今回は、作成した目次を「電子書籍の形に変換」する準備として、
「見出しタグ」をつけるソースファイルの作成に入っていきます。
これは、とっても簡単です!
サルでもできます!本当です!(うるさいな)
Contents
「でんでんエディター」とは?
この章では、Wordを使わないで電子書籍を作成する、という趣旨なので、
テキストエディターを使って目次のテキストを作ります。
エディターは何でもいいのですが、フリーのテキストエディターの
「TeraPad」とかおすすめです。
まぁ、慣れているテキストエディターならなんでも大丈夫です。
さて、目次を作成したら、
次は「でんでんエディター」のお力を借りて
ソースファイルにしていきます。
神ツール「でんでんエディター」とは?

「でんでんエディター」とは、
kindle電子書籍を作る時に必要な
ソースファイルを簡単に作ることができる
すばらしい無料のウェブコンテンツです。
これを作られた方は、神だと思います。あなたが神か。
とにかく、ここに移動してください。
見出しタグをつけてソースファイルにしていく
電子書籍のデータの作り方について、ざっくりいいます。
あなたが作成したテキストに「タグ」をつけることで、
電子書籍の形になります(本当はまだですけど)。
例えば「やっぱりネコがすき」という本を書くとします。
これがタイトルなわけですね。
その場合、このテキストの冒頭に#を一つ、つけます。
タグは全て半角を用います。
#やっぱりネコがすき
これでOKです。簡単でしょう?
続いて、
第一章「なぜネコはこんなに可愛いのか?」
第一節「ネコはこんなにも好かれている」
第一項「ナメ猫の場合」
と目次が続くとします。すると、##なぜネコはこんなに可愛いのか?
###ネコはこんなにも好かれている
####ナメ猫の場合
このようにテキストの最初に
章なら##(2つ)、節なら###(3つ)、項なら####(4つ)
と入れていきます。
それだけでソースファイルになるのです。

このように「でんでんエディター」に入力しました。
この作業は、テキストエディターからコピペでもOKです。
ていうか、そうしてください。(理由は、のっちほど。)
そしてPreviewボタンを押します。

すると、こうなります!
勝手に文字を大きくしてくれている!
感動しますねー!(ん?僕だけですか?)
左上のEditボタンを押すと、またエディター画面に戻れますよ。

また「でんでんエディター」で文字を選択して、
上のボタンを押せばタグを入れることができます。
このように「でんでんエディター」を使って
プレビュー画面とエディター画面を切り替えて確認しながら
テキストにタグを挿入していって、
ソースファイルにしていきます。
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主に使うタグについて
見出しタグや、主に使うタグを
ご紹介しておきます。
画像の挿入方法については、改めてご紹介します。・タイトル( 見出しレベル1 ) #
・章(見出しレベル2) ##
・節(見出しレベル3) ###
・項(見出しレベル4) ####
・一行開けタグ <p> <br /> </p>
・改ページ ===
・強調 **強調**(**で文字を挟む)
・引用 >
・リスト * (*の後ろに半角スペース)
・ハイパーリンク [こちら](http://example.com/)をごらんください。
これくらい押さえておけば、十分だと思います。
他にもタグは、いろいろあります。
詳しくは、こちらをご覧ください。
「でんでんマークダウン」
「でんでんエディター」使用上の注意点
「でんでんエディター」には保存機能がありません。
(データのダウンロードはできます。)
したがって、基本的な作業はテキストエディターで行うことをオススメします。
ハイパーリンクなど、タグの入力が複雑なものについては、
テキストを一度「でんでんエディター」にコピペして、
タグの挿入が完了したら、またその全文をテキストエディターにコピペします。
少しややこしいかもしれませんが、
なぜこのような手順を踏むのかと言いますと、
データを随時保存するのは常識だからです。
大げさかもしれませんが、30秒に一回くらいは保存しますよ。
「Ctrl+S」の保存のショートコードは、手癖にしてください。
何かが起こってブラウザが閉じたら大変です。
それまでのデータがパーです。パー子です。
自分のPCのテキストエディター上で編集作業を行う!!
これを徹底した方が、事故を防げます。
(といっても、実は「でんでんエディター」には復旧機能がついているのですが、そのことはナイショだ。)
まとめ
まとめます。
- テキストエディターを使って目次のテキストを作ろう!
- 「でんでんエディター」で、そのテキストをソースファイルにしていこう!
- でも基本的な作業は、なるべくテキストエディターで行うこと!
- 「Ctrl+S」の保存のショートコードは、手癖にしとけ!(重要)
次は、本文の作成に移ります!